偉大なる、しゅららぼん
『偉大なる、しゅららぼん』★★★
2013年 日本 原作 万城目学
【あらすじ】万城目学の小説が原作の映画です。 (この作品はSFです。)
琵琶湖より、先祖代々不思議な力を継承してきた日出一族。15歳になってから神水を飲むことで、その力を敬称するため、分家の涼介(岡田将生)が修行をするために本家に訪れるところから、物語は始まる。 本家は琵琶湖のそばの、お城。その跡取りで「殿と呼べ」と浮世離れした後取りの淡十郎(濱田岳)。お城に引きこもっている、口の悪い姉(深田恭子)など個性的キャラクターが多く、かけあいはおもしろい。そんな中、日出一族と対立する棗一族の広海(渡辺大)とのトラブルが勃発する。
【あらすじ ネタバレあり】万城目学さんの小説が割りと好きなので、この作品も、原作を読んでいました。
万城目学さんの小説は、全て、ファンタジー青春作品で、好きな人にはたまらない作品です。駄目な人は、受け付けないかも。。。本好きな人て、こういう、不思議話好きな人多いですよね。。。ですが、この作品は、他と異なりSF色が強く、リアルな部分が欠けている作品でした。他の作品は、リアルな話にファンタジーが交じっていたんですよね。。。
映画は、原作をわかりやすくしたような話でした。
好みはありますが、私は映画の方が好きでした。監督さんも、この作品が好きで、世界を壊さないように作っているのがわかりました。し、映画が丁寧に作られています。
ただし、15歳が主人公なので、主役二人と、棗役は、無理があったような。。。15歳には見えない!!
また、深きょんの役が、原作では、デブで横柄なので、かなりな違和感がありました。まあ、デブな女優さんていないしね。。。
その他の役者さんも、小説と幾分、違っていました。
神水を貰うシーンや、日出本家のお城などの映像部は、小説を読んで、思い描いていた通りだったので、嬉しかったです。映画としてのテンポも早く、飽きませんでした。