天性の仕事て、なに?
もうすぐ、フルの仕事(常勤)で働くにあたって、仕事について考えることがある。
実は、今の職種は、もうかれこれ20年近くのキャリアなのだけれど。元来、飽きっぽくて面倒くさがりの私ゆえ、この仕事を一生の仕事にしようと、思い立ったのは、6年前くらいからなんだよねえ。
だからといって、もし20代に戻れたら、他の仕事をすると思うけれど。(アニメや雑誌、芝居関係の会社の営業とか、向いているのではないか?と思うし、趣味と実益を兼ねられるし)
以前、テレビで放映されていたフレンズという欧米ドラマで、主役6人中5人が、自分のやりたい仕事をしていたのよねえ。(大好きでした)
やりたい仕事だけれど。売れない役者とか、お金は稼げてない時期もあったけれど。。。
で、その中の一人、チャンドラーが、ある日、自分だけ、やりたい仕事についていない!と気づき(しかも、転勤されちゃうし)、仕事を退職し、インターンとして、雑誌社に再就職するの。
このドラマ観ていて、やりたい職業になれるのは一握りではないの?あとは、お金のためにやっているのでは?テレビの世界の夢物語でしょ?と、考えたものよ。
10年ほど前に、派遣で働いていた職場があったのよね。飲み会(といっても、無料ではない)の席で、そこの上司(というか70代の顧問)にえらく評価されていて、何のために働いているのか問われたので、「お金のためです」とつい、正直に答えたら、呆れられたのを覚えている。というか、最後には、怒られた。→それもあって、辞めた。
でも、そのころは、30代だったし、自分に自信があったので、本当に、お金のために働いていたのよね。ただね。。。
日経ウーマンの2013年4月号に作家でもある上野千鶴子さんが、そのころの私と同様の意見を書いて下さっていた。以下、自分のこれからの記録も含めて、インタビューを抜粋します。
①仕事とは? 【答え】 飯のタネ。
私は、食べて行くために仕事を続けてきました。これが、働くことの本質。自己実現のためだけだった働かないし、そこにお金を払ってくれる人はいません。
②長く働くために大切なことは? 【答え】生きる糧であると自覚すること。
何のために働くかを考えたら、少々の嫌がらせや肩たたきに心が折れて辞めるなんてもったいない。明日生きていくことのほうが大事です。
③仕事のポリシーは? 【答え】給料分はきっちり働く。
給料は労働の対価。その分は、手を抜かずに働きます。そうすれば、やりがいと生きがいが、後から付いてきます。また、どんな仕事でも、楽しみをみつけられるようにしています。
こういうふうに、うまく伝えられれば、良かったな。
9月から働く、仕事場には、前前職(5年前)を辞めた理由を問われたときには、「その頃は若かったので、自分には、もっと、良い職場がある。もっと、やれる、という気持ちしかなかった」と答えたのよね。
結局、その5年前と給料や待遇面的には変わらない職場で働くわけですが。。。その頃に比べて、私は変わったのよね。 年を取ったし、落ち着きたいのよ!
新しいことへの挑戦て、本当に難しいし、今となっては、10年程前の上司の気持ちもわかるのよね。若いと、自分自分だし。自分のことしかなかったかも。
お金でしか、自分の対価を感じないなんて、哀れだな、と、思ったのよね。
今も、自分一番の気持ちはあるのだろうけれど。ボランティア精神というか、お金だけではないなという気持ちは、あるわ。
と言うわけで、新しい職場は、③の気持ちで、頑張るしかないね。
ところで、12月まで働いていた前職場だけれど。
今、考えれると、嫌だったことしか、思いつかないのよね。良いところもあったと思うけれど。思いつかない。そんなものかしら?早く忘れるようにします(笑)。
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