WOOD JOB!~神去なあなあ日常~
『WOOD JOB~神去なあなあ日常~』★★★
2014 日本
原作 三浦しおん
【あらすじ】大学に落ちて、その後どうするのか進路が決まっていない勇気(染谷将太)は、1年間の林業研修プログラムのパンフレットの直紀(長澤まさみ)にひとめぼれをし、参加することにした。
向かった先は、携帯電話が圏外になるほどの山奥のド田舎(電車も一日に4本くらいしかない)。
乱暴で、短気な先輩ヨキ(伊藤英明)の家に住み込みをしながら、過酷な林業の現場を学ぶ、成長青春映画。
【感想ネタバレあり】 原作の三浦しおんさんが、割と好きなので、この映画を観ました。 この原作は読んでないのですが、三浦さんの小説は、今までの作品は読後感が良いので、この作品もそうかな、と思いまして。
映画は、やはり、後味は良いですね。悪い人も出て来ないし人生において、そうそう、良い人ばかりてのはないと思うのですが。。。笑いや、ファンタジー要素もありました。
三浦しおんさんは、女性ですが、男性を描くのが上手いですよね。女性より、男性のが、生き生きと、何倍も魅力的に描かれています。
染谷将太さんが、主役の勇気を演じていますが、現実にいそうな、チャラチャラしたヘタレな青年を上手く演じています。彼が、自然ですごく良いのです。(私は、この作品以外、彼の映画を観たことがないので、わかりませんが、いつも、同じではありませんよね?) 最初は、本当にイライラするけど、でも嫌いにはなれないキャラ作り、最後の方は、たくましくなっています。
山の中の林業の話だけではなく、ちょっと、ファンタジーな場面もあります。この場面を、特に、大々的にとりあげずに、さらっと流すところが、良かったです。
舞台となる、山の中の風景が、素晴らしかったです。一年を通しての撮影だったので、山のいろいろな面がみれて、良かったです。
2時間近い映画でしたが、飽きずに観れました。
姪っ子とか甥っ子とか、お子様とかと一緒に、観るのに最適です。