女子一人旅のすすめ

9月から、常勤で働きはじめた独女子です。
一人旅は、最近は、5月に、ツアーですが、憧れの英国に行ってきました。そちらの日記をツラツラ書きつつ40代のプラプラしたおひとり様の日常を、描いています。

いつか晴れた日に

『いつか晴れた日に』★★★★




 原題 Sense and Sensibility




 原作 ジェーン・オースティン


 1995 アメリカ、イギリス


 監督 アン・リー  主演 エマ・トンプソン



【あらすじ】19世紀後半。イングランド南東部の貴族ダッシュウッド氏が亡くなる。彼の妻と3人の娘は、年500ポンドの遺産しか残されなかった。私園を含め財産は先妻の息子ジョンに相続される。今まで住んでいた屋敷も追い出され、遠い親戚を頼って、狭いコテージに移り住む。
 姉妹が恋を通して成長しする姿を、ヴィクトリア朝時代の背景とともに描いていく。


【感想ネタバレあり】私は、ジェーン・オースティンのファンです。といっても、にわかです。 この映画の原作「分別と多感」も、もちろん(最近ですが)読みました。
 映画の邦題が、原作と違っていたので、知らずに観始めたのですが、冒頭の、父親が亡くなるシーンで、「分別と多感」だと気づきました。

 この映画は、ほぼ原作に忠実で、あの長い話(厚めの文庫本、2冊分あり)を良く、この短さにまとめたな、という印象でした。アカデミーの脚色賞を受賞しているのも納得です。

 また、分別のあるエリノア、多感(恋に奔放)なマリアンヌ、二人とも原作のイメージ通りでした。特に、マリアンヌ役のケイト・ウインスレットが、可愛いし、原作のイメージ通りでした。いや、原作より、嫌味がなくて、好きでした。。。後に、タイタニックのヒロインで、一躍、脚光を浴びるのですね。。。


 原作はもちろん、19世紀に書かれたものですが、今も昔も恋愛事情や、親戚家族の会話は変わらないですね。

 暇でおせっかいでおしゃべりな叔母が、いたり(私たちにも、そーゆー田舎の親戚いますよね)、くそつまらない男がいたり(でも、この人は結婚向き)、喋りのうまいイケメンがいたり(こいつと付き合うと不幸になる)、自分の人生に置き換えても、リアルで、楽しいです。


 ドレスや、調度品も見ているだけで、素敵です。最終的には。。。ハッピーエンドになるところも良いですね。


 ただ、原作ファンとしては、あの、原作の長ったらしいところが好きなので、映画で、各々のエピソードが短くなったのは物足りないというか。。。テレビドラマとして観れたらな~と思いました。。。
 最近、ダウントンアビーが流行っているので、オースティン作品もまた、リバイバルされないかな。。。何度も、テレビドラマ化はされていますが、また、新バージョンが見たいです。


 午後に、ミルクティー(できれば、アッサム系)と、スコーン(クッキーでも、可)を傍らに置いて、観たくなる、映画です。。。




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