オデッセイ
オデッセイ (2015) ★★★★
THE MARTIAN
2015 アメリカ
監督 リドリー・スコット
主演 マット・デイモン
【あらすじネタバレあり】
火星での有人探査中に嵐に巻き込まれ、宇宙飛行士のマーク・ワトニー(マット・デイモン)死亡したと思い、他、乗組員は、火星を去る。しかし、彼は生きていた。
空気も水も通信手段もない状況。しかも、食料も少ない。そんな危機的状況で、ワトニーは、植物学者の知識も手伝い、植物を育て、生き延びようとする。
一方、NASAはワトニーが生きていることを発見し、救出を企てる。
【感想ネタバレあり】
面白い映画でした。
一言で表すと、痛快SF娯楽映画。
内容は、火星に取り残された男の話なんですが。
私は感動して泣けるSF(【アルマゲドン】とか。。。)だと思って観たのだけれど(CMだと、そうだったよね)。。。感動、涙は、一切なかった娯楽映画だった(笑)。
最初の取り残された部分は、ロビンソン・クルーソー(私、【ロビンソン・クルーソー】とか、【80日間世界一周】とか好きなの)を彷彿させる内容から、始まり。。その後、NASAや、置いてきぼりにした乗組員らSF人情ドラマの話になり。最後は、ワトニーは、地球に帰還できるの?というSF冒険活劇?になった。
もっと、火星の自給自足や、1人生活のシーンに重点を置いてくれた方が、私は良かったかな。NASAや、置いてきぼりにした乗組員の話は無くても良いくらい。
ただし、色んな話を盛り込んだから、物語に深みが出たし、ハリウッド的な話になったのだろうね。
最近、私も引きこもり生活しているけれど。主役のワトニーは、良く、気が狂わなかったなー、と、思う。
1Q84でも、青豆が、部屋で、ずっと過ごす場面(2か月近く)があるでしょ。あれ、読んでいても思った。
遮断された空間にいると、気が狂いそうになるのでは?と。
だからかな?ストレス発散のために、二人とも、運動していたよね。(ワトニーは、野菜作りね)
ところで、今回の映画、SF的にどうなの?というシーンがたくさんあった。例えば、火星で、ビニールシートのようなもので、吹き飛ばされた、基地(?)の穴を塞いでいたシーン(中の、酸素は、外に流出しないのよ)
割れた、宇宙マスクをガムテ(に見えたけれど。特殊テープ?)で補強したり。
宇宙空間(大気圏抜けて)に入るのに、ビニールシート(に見えるけれど特殊なシート?)つけたり。。。
火星の重力は、地球に比べて弱いとあるけれど。そこで、シェルター(基地は、シェルターだったのかな?)もなく生き延びられるものなの?
ま、疑問はあるけれど。。。面白かった。
映画て、面白いのが、肝心だし。SFて、ありえない話が条件だものね。
観ていない、SF好きな方は、ぜひ。
★ブログのランキングに参加しています。押してくれると励みになります★